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気ままな日々

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科学的で非科学的


ノーベル賞決まりましたね。。。



今年は日本人の受賞者、、いらっしゃいました。

(これは私だけの現象なのでしょうが)
ノーベル賞と言えば 湯川秀樹博士 お一人の時代の人間なもので、、、


その期間が長すぎて その印象が強すぎて、、
私の中では 湯川秀樹博士だけが揺るがず存在して(頑固な頭)


どうも最近の受賞の方々の印象は薄く

偉業達成!に変わりはないのに、、、、、誠に申し訳ない限りです008.gif




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ここからは娘からの受け売りなのですが、、


今回の受賞の方々だけでなく、、その後ろには・・・山中教授だけでなく

もうずいぶん前!から
いつ受賞してもおかしくない先生方が何人も!いらっしゃるそうです。


  ある教授夫人は・・・
  海外旅行スウェーデンだけは行かずにとって置かれているそうです。
  そして「早く連れて行ってね~♪」と仰っているそうです。
  こんな可愛らしい奥様も 笑いながら仰る教授も
  研究の世界の賞の順番の偶然性をよくご存知だから
  泰然としていらっしゃいます




そして今回のノーベル賞に関連して


最近の若い研究者は海外に出て行かない、、・・TVで盛んに言っていました。

海外の受賞者の方は、、「日本は居心地が良いから、、、」と仰っていました。



娘の話とはちょっと、、イエ大きく違います。 




それは昔の古き良き時代の話で、、、、、、、、

昔は・・・・・・・・・
多くの博士号取得者は海外の教室に勉強に行く事が一番のコースだったそうです。


帰国後は、、、
海外での勉強を評価されて 相応な ポスト も用意され

その後は順調な道が待っている! 前途洋々 がお決まり お約束のコースだったようです。



ところが現在は・・・・・・・・とても世知辛くなっているそうです。

海外に行っている間にポストがなくなってしまう不安 です。


だから海外に出難い状況になっているそうです。

娘の友人もアメリカ行きの予定を変更した人達が多いです。



以前・・・・・・・・・・・
『博士号』 を皮肉ったこんな言葉が朝日新聞に載っていました。

  
博士号を足の裏にこびり付いた飯粒に譬(たと)えて


なかなかとれない!とっても食べられない! 

なかなかうまい!ですねぇ~003.gif



ポスドクは・・・一律同じ待遇ではありません。年齢とも能力とも関係なく!
         どこからお給料が支給されるかで 待遇には大きな開きがあるそうです。




娘は能力はあまり高くありません!(冷静な娘が言います。確か!です)

ほとんどがの世界だと言います。
だから研究員として存在できている!と自分を正しく評価しています。


とても科学的な世界なのに とても非科学的な事で運命が決まっていくみたいです。



こういう現実ですから
 
研究の世界に見切りをつけて転職する研究員も多いのですよ。。


外資の証券会社とか、、に移る人が多いみたいです。
まったくの畑違い!理系なのに!ですが、、、

採用されて 高給が約束されるみたいです。




蓮舫さんが事業仕分けしましたね015.gif015.gif015.gif015.gif015.gif


それでなくても日本の研究費は少なかったのに、、どうしろ と言うのでしょう。


例えば・・・

日本の大学院生で 等しく教室からの支給がある例は少ないそうです。
あっても月額3~5万円程度なのですが(予算の多い教室だけのようです)

アメリカでは、、大学院生にも日給3000~5000円位が支給されるそうです。

大学院生もその教室の手伝いで研究に貢献しているから と言う考えからのようです。

日本の大学院生には信じられない金額です。
日本は学費を払っているだけで 何の支給もない大学院生が大半です。

(日本の場合は 研究が認められた場合だけ学術振興費が支給されます)



研究の現場では、、、、、、、

   医学部を首席卒業されて研究の世界に残った方々を娘はたくさん見ています。

   あの方は何年の首席卒業者、、あの方は何年の、、、とたくさんいらっしゃるそうです。

   医者だけど研究者だから

   どの先生方も 奥様も働いたりと慎ましく暮らしていらっしゃるそうです。

  
   一方で、、夫の伯父も同じ大学の卒業者ですが
   首席ではなかったので当然のように臨床に行って
   病院経営で県の高額納税者として毎年新聞に載っていました
   (それが誇りだったみたいですが それは同窓会では苦しかった裏返しでもあったみたいです。複雑な世界です)


   そんな方々について俗人の娘は・・・・・言います。

   「首席卒業したがために、、お金とは離れた暮らしを余儀なくされるなんて、、、。
    
    首席卒業だったら 【臨床に行く】 なんて言えない雰囲気らしいのよね。
    
    例え本人が・・それを当然の事として自ら望んで誇らしく受け入れたとしても

    真理を追究したいと言う純粋な気持ちだとしても 
    
    最近は昔と違って教授や准教授でも身分は安泰ではないし、、、

    遅くまで研究して その割にはあまりに報われない、、、・・・・・何だか、、理不尽だわ」
 

   
   
     ホントに一体・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何なのでしょう、、、ね。
by kimanba | 2010-10-11 00:09 | Comments(8)
Commented by yukinko0908 at 2010-10-11 08:40 x
本当に腑に落ちない世の中ですね;;
ただ、本当の研究者気質の人というのは、お金に拘らない人が多いんじゃないかなあ?と思います。
たとえ、収入が低かろうが、自分の好きなことができることが幸せなのでしょうね。それを応援しているその奥様も肝が座っていらっしゃるのでしょうね。
ただ、世間から見たらあんなに能力が優れてるのにその報酬では気の毒では?と思われてしまいがちですが、ご本人は幸せかも。
私自身も口八丁な営業男よりも、そういう気質の男性の方がず~っと好きなんです。うふふ

アメリカの大学院生は日給が支払われるのですね~@@
主人もしがない大学院生時代、日給こそなかったようですが、時々、教授からの依頼で大学の授業を担当しアルバイト料は貰ったようです。

それから。。。運のお話、本当にそればかりはということがありますね。
どんな世界でも、その人の持って生まれた運というものがあるのかなと思いますが、でも努力は是非報われて欲しいものですね。

運の強いkimanbaさんのお嬢様。。。でも運も実力のうちですから、きっと聡明な女性なのでしょうね♪

Commented by こすもす at 2010-10-11 09:00 x
私も湯川博士が浮かびますよ(笑)学校で頭にたたきつけられた?(笑)まさにその現場に近いお嬢様がおしゃることそのとうりの日本の
現状でしょうね。
研究費は足りない・・・。でもさらに削減されては未来が心配になりますね。仏の国立大、院はまったく授業料がかかりませんので助かりましたが研究室ではどうだったかな?

日本の優秀な研究者たちの環境を整えたらもっと多くのノーベル賞が
出たりして・・・。
お嬢様の未来に光がたくさんありますように・・・。

下記・・・もう可笑しいですし楽しいです♪
Commented by kimanba at 2010-10-11 09:10
★yukinkoさん
そうなのですよね!
お金がすべてではないですが、、
でも野球選手の年俸制でも顕著なように
働いた貢献度に応じて金額が決まり
何だか、、
実力と人間の価値と豊かさとが混同されているようなそんな感じですね。
yukinkoさんのご主人!はとても優秀だったのですよ!!
授業を任せるなんて、、余程信頼されていらっしゃったのだと思いますよ。
だから!その優秀さが・・現在はyukinkoさん達を守っているのですよね!
>口八丁な営業男よりも、そういう気質の男性の方がず~っと好きなんです
この部分を読んだ時 すぐご主人を思い浮かべましたよ~♪

偉い先生でも、、性格的に可愛い方がたくさんいらっしゃるようで
「そういう方々を知っているが私の財産」だと娘は言います。
ホントに運だけは良い!娘なので、、、
オシャレのためにはピアスが一番なのは知っているのですが
私も娘も・・運勢が変わる と言われるピアス
穴を空ける決意がつきません~笑
・・・・・でも娘、、空けたら結婚できるかも?、、ですよね。。。
Commented by kimanba at 2010-10-11 09:34
★こすもすさん
そうですよね!ウレシイウレシイ湯川博士しっかり刻みつけられています。
痴呆が出た人が昔の事だけはハッキリ覚えている、、
を実感するのはこんな時です。。
昔のしっかりした記憶の上に乗せた新しい事は
、、、表層雪崩を起こしそうで脆いものだな、、とか~笑 
私は昔大好き人間です。

フランスの授業料 そうだったのですね。
それは支給があるに等しい 大きな補助ですよね!
何を大事にするか?しているか?で
国のアイデンティティーが解りますね。う~ん、、、です。

こすもすさんも2つの国の学校の在り方 社会のあり方
お嬢さんを通じて身近な事として知って考えて
そして今回のご旅行のような体験(ステキステキです)もできて
互いに子供によって世界を少し広げてもらって
それは大いに感謝♪ですよね。
そして私もこすもすさんを通じて、、
ちゃっかり疑似体験!そういう事も知る事ができて、、
ホントにブログは世界を広げてくれますね♪と実感実感です。
Commented by shinn-lily at 2010-10-12 08:21
ノーベル賞は死んでしまうと取れませんから
本当に運ですよね。

学者の世界も、ものつくりの世界も、どこか心が壊れそうなことがたくさん、その中での自分の立ち居地、軸がぶれないようにと
日頃、自分にいいきかせています。
Commented by kimanba at 2010-10-12 08:54
そうなのですよね。時代もありますしね。
最近は日本人にとっては住みやすくなったのだろうなぁと
海外でのいろいろな分野での日本人の活躍を聞く度に思います。
ずっと昔・・・
北里柴三郎が第一回のノーベル賞受賞者の予定だったのに
黄色人種だったから見送られたなんて今は昔!感無量です。
lilyさんのお父様も機械関係の研究をされていたのですよね。
様々な感慨もおありでしょうねぇ。。

受賞の順番は・・研究が古い順でもなければ
           研究内容の重要性の順でもない、、
そんな感じらしいですよ。
だからこそホントにそうですよね!
>軸がぶれないように です。
外界の諸々に惑わされず
いつでも自分らしくいられます♪
Commented by yoko_mama at 2010-10-12 09:22
私も湯川さんの時代の人間(笑)
なので今現在日本の学者でノーベル賞受賞した方がいても、もう名前すら覚えられませんわ。
これっていわゆる老化現象ですが(汗)

>研究の世界に見切りをつけて転職する研究員も多いのですよ。。


外資の証券会社とか、、に移る人が多いみたいです。
まったくの畑違い!理系なのに!ですが、、、

採用されて 高給が約束されるみたいです・・・

耳が痛い文章だわ~
息子の就活見てても理系組みはすでに勝組みが多いのよ。
理系にいれば文系の仕事もできるからね。
理系関係の仕事は文系就職組よりもはるかに給料もいいのよ。
そんな理系組がいまや文系がいく企業にまで進出してきたから、文系組はびびってました。
それに今年はあまりの就職氷河期で上の大学が受ける企業クラスを落としてきたため、息子達の大学はどんどん企業にいける場を失ってましたから・・・

息子にも学者になる頭さえあれば・・・私も心のバランス崩さずにすんだのに・・・ってここで嘆いてどないやねん!って感じですが。
失礼いたしました(ペコリ)
Commented by kimanba at 2010-10-12 10:01
yokoさんの若さは知っているから
(確か50代の端と端に位置していましたよねぇ~笑)
いかに湯川秀樹の名前が我々日本人に刻み付けられていたか~ですよね。

さて今回の就職問題!どこも一緒一緒なのですよ。
よく理系が有利なんて言われていますが
実際は みんな『隣の芝生』で
理系は理系で
文系の方が就職の間口が広かった~なんて言っているようです。
それに、、、、
私も・・舞台裏暴露してどうすんねん、、ではありますが
学者の世界に進む人間は二極分解していて!
とても優秀な人達の集団もあれば
就職できずに仕方なく大学院へ~の集団もいるのですよ。
だから そこそこ優秀な人は
高給が約束された企業に学卒でしっかりちゃっかり就職します。

それほど凄まじい昨今の就職戦線!です。
だからこそ!yokoさんをハラハラさせながらも
しっかり決める時に就職決めた息子さん!カッコイイ~♪なのですよ。
日頃からあんなご馳走ばかりの生活ですから
今更お祝いでもないでしょうが (あれは毎日が祝い膳)
ギュッと抱きしめるなりなんなり とにかく何かで
「でかした!」を表してあげてね と思いますよ♪
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