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「勉強する意味が解らなくなった~!」・・・
と言い出して 息子が最終日のテストを受けなかった~。。
昔の生徒
(卒塾生)で 現在は塾生の母親からのTELがテスト中にありました。
私は別に驚きませんでした。
そんな日が遠からずやってくるだろうなぁと思っていましたから。
勉強しなければ!の気持ち____________
知識欲からの学問が勿論一番の理想なのですが
何か、、、、、、、、、、、、、、、、、
強い動機がなければ普通の人間は勉強ってなかなか頑張れるものではなく
だからそこに、、、
よく言われる
ハングリー精神の存在とかが大きく取り上げられるのです。。。
この貧しさから抜け出したい!
ずっと貧しかった親に楽をさせてあげたい...... この力は何より大きいです。。
悲しみや怒りの気持ちで世の中を視ていた
・・・・・・・・・・・・・・・・・その結果の
突き動かされるような力だからです。
○○になりたい!、、の気持ちは・・これはまた必要な要素ではあるのですが
その思いの強さで目標達成できる生徒も勿論いますが
そんな奇麗事だけでは、、、
これまた人間なかなか動けるものでもなく
・・・・・・・・・・・・・・・・・もっとしぶとく 厄介なものなのですよね。。。。
家が病院の子供たちは そのほとんど全員が医学部に進学していますが
これは・・・・・
なりたい!の強い気持ちだけなく
(それが自分の意志であろうと周囲の意志であろうと)
幼い頃から
医者になる以外ないという
逃げられない気持ちがある
そんなものを感じたりします。。..... どこかに、、最後
腹をくくった強さを感じます。
生徒のお母さん方はさまざまです。。
穏やかに子供に接している方もいらっしゃれば
超極端な教育ママのお母さんもいらっしゃる・・・ホントさまざまです
でもそれは、、、、、、、、、、、
どんな家庭に生まれるか?の幸・不幸と同じように不公平なものですから
その自分に与えられた環境の中で
どう自分を活かすか? を考えるしかありません。
親からの期待というプレッシャーと勉強を強要される日々に追い詰められている生徒
「あの家を出て行くために!頑張って勉強している」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そう言った生徒が何人かいました。
同じ台詞である事に驚きますか?、、、測ったように同じ言葉をみんな使います。。
私はその母親には
追い詰め過ぎてはいけない、、とそれとなく注意しながらも
・・・・・・・・・・・・・
この
何とも息詰まるような関係が生徒の勉強の原動力の部分だ とも知っています。
母と子の関係は
複雑で神秘なものです。
そんな、、、あれやこれの関係の中で言えば
物分かりの良い親を持つ生徒は..自分で自分を追い詰めるしかないのですよね
「○○になりたい、、と子供が言いました」と言ってくるお母さんもいます。
○○は・・・・・・
差別的な書き方をしてしまいますが 一般的には超進学校に在籍している事と結びつかない職業です。
「それは、、、お母さんを試したんでしょうね」と答えます。
物分かりの良い親が・・・・・・でも!本心から 無欲に自分を見てくれているのか?
言葉ではなく、、その時の顔色とかちょっとした反応に
でも、、ホントはこんな事を自分に望んでいるのだろうな...そんな事を読み取ります。。
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ずっと優等生できた息子の
突然の変化に少し混乱している彼女にいろいろな話をしました。。
(でも 少し混乱しているだけで彼女結構落ち着いてはいました)
「良かったじゃない、、この時期で。。夏休みもある事だし しっかり苦しませなさい。。
無駄な時間じゃないし、、後退でもないからね。。
これを通りぬけて彼は一皮剥けるから。。
そこからの始動が本物よ。それが、、血になり肉になるから楽しみだわ」
母親である彼女は・・
私が公立校を対象にしていた時代の生徒で
のびのびクラブ活動をしながら
公立中学から公立高校それから大学と非常に順調に進学して行きました。
穏やかで一歩引いた感じのお母さんがいて
やっぱりのんびりだけどちょっと頑張り屋さんの妹がいて
その妹もまた
ごく自然にプレッシャーもないまま無理する事なく公立高から超一流大学に合格して、、
そんな家庭で育った卒塾生です。
そんな彼女ですからやっぱり
のんびりした家庭を築いて
子供が進学校に行く・・・・
これは想定外だったようでした
(他の兄弟は公立に在籍しています)
子供からの
「行きたい!」という強い意志による進学でした。
親からのプレッシャーもない
彼の置かれているそんな
幸せな環境を彼女に話して、、、、、
進学校に在籍しながら 周囲の同級生の抱いている
強い動機とのギャップに戸惑っての
・・・・・生まれいずる悩み・・・・・・
これは 彼が当然通らなければならなかった道だったのですよ。