ここ10年くらいで 日本でも麻疹
(はしか) の
予防接種は徹底してきたようですが
息子がハワイで発症した20年以上昔は・・・
アメリカと日本との麻疹患者数には
雲泥の差があったようです。
(後進国ではないのに麻疹を放置している日本をアメリカは批難していました)
ですから___________ 息子の病名が判らなかったのは
アメリカでは麻疹はもう
終了宣言に近い感覚で受け止められていた事と
日本人の看護師さんとの
問診も影響していたように思えます。
看護師さんは
既往症チェックの段階で
水疱瘡は? 風疹は? とは訊かれたのですが
はしかは?・・・は質問にありませんでした。
招聘した先生によって
はしかの診断が下され 診療所の医師からその点の不備を言われた彼女は
「もう罹った と言われましたよね」と私に仰るのですよ。
「あれは風疹は? との質問でしたが。。」と答える私に・・・
「風疹とかは?と言いました」.......と美人の看護師さん。。
風疹と麻疹とは全然違う病気ですから一緒にしてしまう意味も解りませんが
・・・・・・・・・・・・・・
とか が入っていたかどうかも覚えていません。。
ただ
麻疹・はしかの言葉がなかったの
だけは確かで、、、
そもそも
とか にそんなに意味を込められても。。
とか 思ってしまいましたですよ。
まあそれでもスッタモンダはありましたが やっと病名が判って
一安心イヤ
大安心でした。
何事に於いても判らない事に対する不安感が一番厄介なものだと思います。
そんな私達に請求書が、、、
あの若くハンサムな名医さん・・・
診療所の言い分は
『あなたの息子のために特別に依頼して来ていただいた先生だから』
通常の料金に+10000円(だったと思います)が加算された20000円の請求書でした。
毎回の往診は10000円でしたから
私は・・・・・・・・・
「いつも通りの10000円は支払いますが 加算分を支払う義務はないと思います。
その先生への依頼はあくまでもそちらの診療所の問題なのではありませんか?
自分のトコロで診断ができなかったから それで依頼された先生なのですから
その金額は診療所が支払う筋の金額だと思います。」
相手は
訴訟大国アメリカの医師
当然抵抗なさいました。
私は..........
自分の論理は間違っていないと思うからしっかり反論しながら
(結果的に私の主張は通ったのですが)
その時ね、、、私、、、、しみじみ思ったのですよ。
「あぁぁ。。。英語ができないって、、悲しいわぁ。
日本で日本語でならば 毅然たる態度で堂々と論じる事もできるけど
英語が話せないから この看護師さんに通訳して貰って喋るしかない。。
この先生・・・おおぉぉ 偉そうな事を言うじゃないか。
こんなに英語が喋れない こんな程度の教養で語るじゃないか。。。
な~んてね 思っているだろうなと思いながらも、、言わずにはいられない~。。
_______ あの時はこんな時のためにも英語勉強しよう~!と固く決意したのに
怠け者はすっかり 喉元過ぎれば熱さ忘れる
その後の旅も根性(?)で乗り切って
前回の記事には横文字弱さを大宣伝~。。の現在の私です
旅行保険に加入していましたから
治療費は後から還ってくるものでしたから 金銭面からだけ考えたら言わなくてもよかったのですが
「おかしいじゃない?」・・
私が支払うのではなく保険会社が支払うものでも
理不尽な請求は見過ごせなかったのですよ。
この
言わずにはいられない・・は
結構厄介でしてね
言わない方が災いは避けられる
よ~く解ってはいるのですが 気がつけば言ってしまっている~
さて 後は
感染しなくなる日渡航許可が出る日を待つだけに落ち着きました。
(病名が判らなかった事から最悪の場合を考えてしまったあの日々を返してという気持ちはあったにしても)
病名が判って伯母や娘は安心して 予定通りの日に帰国しました。
私は仕事がありましたから
最初は伯母がハワイに残って息子の看病をという話にもなっていましたが
生憎
私は息子と2人で1つのパスポートでしたから私が残るしかなかったのです。
2人が隣の部屋を引き払った後!
驚いた事に
すぐに隣に工事の人達が入ったのです。
ドドドドドdddd 出来たばかりのホテルだったのに洗面台を壊していました。
これが
アメリカの危機管理なのか、、と 驚きました。
伝染性の病気が出た時 消毒ではなくてそれそのものを壊してしまう。。驚きました。
2部屋を家族で使っていたのだから
両方の部屋を使った可能性がある・・と判断されたようでした。
私達がその時いる部屋を出た時点で もう1つの部屋も同じ工事をするという事でした。
ホテルには多大なご迷惑をお掛けしてしまいましたが
帰国の時にはお詫びを申し上げましたが
この徹底ぶりには 心から驚きました。そして感心しました。凄いなぁ。。。。
はしか って日本では
「あら、、はしか?」という程度ですが
海外では受け止め方がずいぶん違っていて、、、
温度差を感じました。
熱が高かったのでいつも氷で冷やしていましたが
氷はTELすればボーイさんがすぐ持ってきてくださったのですが
ボーイさんは毎回のチップが楽しみ、、だったのですが
はしか だと判った後はチップも受け取ってくれず
氷も長い板に乗せて渡して ・・空気を吸わないように
海外での
伝染性の病気への対応 日本とは比べものにならない位
厳重でした。
ボーイさんは こんな風に
とっても正直な応対だったのですが
さすがに ルームサービスやフロントの方々は
気持ちを押さえて
親身になって相談に乗ってくださったり 快く接してくださって感謝しています