「はいはい。あなたが幸せなのはよ~く解りましたっ!」 と うんざりする気持ち..
周りに対して これ見よがしに
幸せオーラを振り撒く..そんな鈍感さ
そういう風に思われたらちょっと恥かしい。。そして悲しい。。
(私達はそう思われがちだろな)
日曜日・・
食の祭典に行きました。 人気のお店は長蛇の列で 夫........
「これはかなり厳しいな。止めようか?」と言うから
「今日は..並んででも食べたい 『並ぶも楽しいイベント』だと思って並びたい。な」
こんなに人が並んでいるなんて_これは美味しさ証明
余程美味しいのかと 期待できるではないですか
うれしいな。
それで、、、、、、、、
私が並んで置くから好きなトコロを見て周って食べておいで_と 夫を送り出す
並んですぐに私の後ろにも人が並び
その奥さんが手に持った容器を見て私・・
「ひょっとしてぜんざいですか?」
(これは是非食べたいとリサーチしていた分 3種類のお餅が入っていて_めずらしい)
「そうです。ここへ来る途中でちょうどお店があって
お店が多くて迷ってしまって またお店に辿り着く自信もなかったものですから先にこちらを。
そこも人気店だと思って覚悟していましたが
幸い10人位しか並んでいなかったものですから」
まあちょうどでした。私もここで食べた後は
是非
ぜんざいを!と思っていましたが 並んだ人が少ない今がチャンスかな?
甘いものは食事の後!が私の食のルールでは鉄則なのですが
______今日は
緊急事態? そんな悠長な事は言っていられません。
すぐに夫に電話___買って来てね
この
食の祭典には毎年来ていますから承知しているのですが
かなり長蛇の列でも
配給 みたいなものでドンドンドンドンはけて行くのですよ。
ところが、、、、、、、この列はなかなか前に進まない。。。
そのぜんざい話をキッカケに後ろに並んだ方と、、何とはなしに話し始めて、、、
待ち時間が長い分
私達のお喋りもドンドンドンドン佳境に入って
その方は隣の市に住むご主人のお母さまの介護をしていらっしゃいました。
ただ それは寝たきりとかの介護ではなく
ゆっくりならば歩く事も出来る義母さんの日常のお世話をしていらっしゃるという介護
ご主人とお嬢さんが自宅 その方は義母さんと隣の市で暮らしてもう2年
ご主人は週末にはご実家に来られ その方も月に1・2度は自宅に帰られ
....そんなつかの間の休日の一日。
お嬢さんと来られる予定だったのにお嬢さん体調を壊されたとかで「残念だわ」
ひょうひょうとした方で、、とっても綺麗な方でもありました。
綺麗な方って_私好きです。
ゆっくりお話されながら
(私も経験とも言えない経験が少しありますから
寝たきりではない時の別の大変さ。これは実はとっても大変な日々なのだと思いましたが)
その方はとっても明るく、、笑顔も絶えない方で、、淡々と話して行かれました。
そこに夫がぜんざい片手に帰って来て
片手?__
「あら? 一杯しか買わなかったの?」
そこから夫の
いつもの調子大全開______
「
まあ聞いてくれよ。。とっても大変だったんだから。
これは奇跡の一杯。
僕の2人前で
申し訳ありませんがここで終了ですと 終わったんだよ
僕の2人前だよ。。 だけど..僕はあきらめなかった。食い下がったんだよ。
ここで手ぶらで帰ったら女房に張り倒されます。_とね。
「もう 箸がありませんから」だったから
箸なんてどうにでもなりますから箸なしで売ってください。
並んだ人達は終了と言われた時点でみんないなくなっていたけど
僕の前の奥さんは、、僕の交渉で何とかなるかと残っていてね
お店の人がその奥さんに
「何人前ですか?」と訊いて
その奥さんは僕を見ながら僕の気迫に
「2人前のつもりでしたが1人前でいいです」と遠慮してくれて
だけど 僕の交渉がなかったらなかった分だからね!僕のお蔭
(...と鼻ピクピク)
だけど今度は容器が1つしか残ってない。それも平気平気と2人前をこの1つの容器に入れて貰って
・・このぜんざいはそんな苦労の末の非常に貴重な戦利品なんだよ~、、ははは」
汗を拭き拭き大きな声で話す
武勇伝
なかなか進まない列に並んだ退屈な周囲の人達__夫の話を聞いてくださっていたようで
ここで手ぶらで帰ったら女房に張り倒されます。_で洩れる笑い
ここで笑って貰ったものだからますます調子づいて夫..喋る喋る、、、
で
私なんて ちょうどその奥さんとそんな
介護云々の話をしていたばかりだから
もう、、、夫のこんな調子の
能天気が申し訳ないやら恥かしいやらで
↑ 冒頭で書いたような気持ちになったのですよ。。。
「騒々しいわね。あのね、、今この方と来し方をお話していたのよ」
そしたら夫___
上品な雰囲気の方と私ですもの
お喋りな私が語っていたものと勘違いして
「こんな並びながら喋れる人生って、、ははは 大した事ないよな
君の人生なんて15分で語れるもんな~。。」__と
いつもの茶化した言い方で面白がる。。
「この方のお話伺っていたのよ!」....まあまあ夫の慌てた事!
その方は笑い転げてくださって、、
_____良かったわ。
夫はアチコチで失言が多く 子供の頃は大汗の義姉につねられていたそうですが
_______今は私が
(さすがにつねらないけど)合図が大変です