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気ままな日々

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人それぞれの世界の範囲



昔のわんちゃん散歩仲間が
新しく家族になったわんちゃん(ラブラドール)を訓練所に入れるという話を先日立ち話でして

それで、、ちょっと「しつけ」について考えていて





そして昨夜はニュースで

女子高校生が祖母と母を殺す
という事件を知りました。





「しつけ」
が厳しかった_がその理由だそうです。「しつけ」に必要なのは_恐怖心?..なのだろうか?




その女子高校生は幼い頃_親からの虐待で保護された過去もあるそうで
「しつけ」範疇を越えた行為が日常だったのかも、、とも思えてしまって


亡くなった方には申し訳ないのですが
その子の長かったこれまでの日々を考えると何とも痛ましい事件だと暗澹たる思いでした。









中学生・高校生は生活の範囲がまだ狭いから__


家庭と学校が世界のすべてなのですよね。



__________________そこに絶望してしまうと、、人生そのものに絶望してしまう。






私もよく生徒から悩みを打ち明けられます。


私に言ってくる悩みだから学校の事だと思われるでしょうが
親への悩みがほとんどです。90%は親に対しての悩みです。



...子供って結構親をよく見ているし
もう高校生だったりすると冷静に分析もしていますから驚くような人物評を聞く事もあります。




「多分、、お母さんは
 そういう事を私に知られたくはないと思うよ。」
・・生徒にそう言った事もあります。




聡明な子だから
「私もそう思います。だから、、私の小さな復讐」・・そう返されました。






親への悩みは___

(うちの塾の場合はですが)進学する事によって解決する種類の事も多く


「とにかく しっかり勉強しなさい。
 そして、、グットラバイすればいいのよ。遠くの大学へ進学してグットラバイ。
 離れると親との関係も変わるからね。親の有難味も解かるしね。希望の大学に合格する事だね。

 第一お母さん自体の行動の根は《しっかり勉強して貰うために》から来ているのだから
 しっかり勉強している姿勢を見せたらもうそれで解決する問題でもあるしね。」





こう話しても根深い親への嫌悪感その真っ只中にいるその時は__

そんな生やさしい言葉ではどうなるものでもなかったりするのですが



でも
大学生になった生徒のほとんどが..結構仲良しの親子関係になっていく。。キョロ~ンとしたものです。






このニュースの女子高生も.............................


あと1年我慢したら
進学でだったり就職でだったりで家を出る方法はいくらでもあっただろうに_と思えてなりません。




こう書きながら、、何の意味もない事を書いているなと思っています。
________________彼女にとってはその時の気持ちがすべてだったのだから。。










by kimanba | 2014-10-03 08:22 | Comments(6)
Commented by chaco-o at 2014-10-03 23:19
まだこの事件が流れてすぐ、某番組の有名人が言いました。
「親を殺すなんて、とんでもない。感謝するべきだ」と。
この時点では、そうなのかもしれないと誰もが思ったし、私も思ったのですが、後から出てくる情報や近所の言葉を聞いて・・・
事件の背景にあるものがハッキリしないうちは、安易に意見を言うべきではないなぁと思いました。
まさか、母と祖母から酷い仕打ちを受けていたなんて思いもしませんものね・・・・
聞けば、あまりに酷い仕打ちに言葉を失いました。
血の繋がった母や祖母が?そんな酷いことを?と。
虐待で養護施設にいたことや入院もあったとか。
この子の逃げる道は、こうしかなかったのかもしれないですね・・・
もう少し大人であれば別の逃げ道を選択することや考えることもできたかもしれないけど、17歳ですもんね・・・
きっと、限界だったんでしょうね・・・
なんだか、一番の被害者は17歳のこの子な気がしてなりません。
Commented by kimanba at 2014-10-04 08:50
表面的には同じ事柄でも1つ1つにそれぞれの事情があるのですよね。
学校現場にいましたから
『いじめ』に対しても(いじめる行為自体はとんでもない卑怯な事には違いないのですが)
それぞれにさまざまな心の動きがあるのだろうなと_思っていました。
他人事のような書き方ですがこれはTVでの報道に関しての感想で
私の学校教師時代にはいじめ・・大きな問題はなかった時代だったのです。
ただ人間関係の複雑な動きはこれはもういつの時代にもあるもので
そういうものは空気感で解かるもので..あの辺りの関係が不穏だな~とかね。
それぞれの心理はそれこそさまざまで1つ1つに違った事情がある!
生徒を見ながら感じていた事でした。そして今も感じている事です。

そこに生まれて来た彼女の運命だったのでしょうか?
新聞報道で_
そこに生まれたがゆえに死ななければならなかった子
親族を殺めなければならなかった子
読む度に苦しくなります。わんちゃんと一緒の面がありますね。
そこにしか居場所がない者(抵抗できない者)に加えられる危害が一番辛らい!
Commented by uransuzu at 2014-10-04 12:31
この事件の深いことは知りませんでした。
そうだったのですね、やるせないなぁ。

ただ、ここまでいかなくても、kimanbaさんに相談する子の90%が親のことで悩んでいる、ということにも驚いています。
親は、きっとそんなこと思いもしないわね。
”我が子のために”、”よかれと思って”、発する言葉が、強圧的になってしまう、子どもに伝わらない、ことが多いのかもしれません。
多分、いい子や真面目な子ほど悩むのかも。

親子関係も昔ほど単純でなくなっています。
そんな時に、kimanba先生のように、第3者の大人が存在することって、すごく大事です。
縦、横、だけでなく、斜めの関係で救われることもあると思うの。

Commented by kimanba at 2014-10-05 00:26
普段はこんな事件が起きたらワイドショーが大騒ぎすると思うのですが
今回はあまり報道されていないように感じます。
もしもそれが事件そのものがこういう事情に寄るものだから..と
この女子高生の将来のためにTV局が騒ぎ立てる事を避けたのだとしたら
報道人の良識を感じます。ワイドショーもまだまだ捨てたものじゃないな_とウレシイ
親と子の関係__
塾の現在の生徒達は全員が中学受験をしています。
(中学受験は親も参加せざるを得ないという問題を孕んでいます)
だから子供の人生が自分の人生のように思えてしまう親御さんも多いです。
他にも_親の職を継がなければならないという事情抱えていたりとか
その意味では一般的な話ではないかも知れません。
ただ、、昔の公立校を対象としていた頃も
やはり同じような気持ちを持っていた生徒達多かったから
これは《親と子の永遠のテーマ》なのだろうなとも思っています。

uransuzuさん・・うまいなぁぁ『斜めの関係』という表現。
そういう役目ができたらいいな~と思います。ありがとうuransuzuさん♪
Commented by kanafr at 2014-10-09 07:04
ふと自分の中高時代を思い出してしまいました。
勉強がスイスイできる時は「頑張って」の言葉も素直に聞けますが、行き詰ってきたりすると「xxちゃんは何点だったっていうのにどうしたの?」なんて言われると、自分を励ます為に親が言っているとは思えず、さらに他人に「うちの子は、xxが何番目で..」と言っているのを聞くと、何だか親の世間に対する見栄の為に自分があるんじゃないか...って思ったものです。
家、夫の会社、実家、子供などの自慢を散りばめた会話をする大人を子供って「自分がない奴なんだなあ、くっだらない!」って思うものだって思います。親によっては子供の受験の失敗や志望校の事で「みっともない」とか言う親がいますからねぇ。
親からそう言われた事がきっかけで親が作る食事を口にできなくなり、拒食症になったお子さんの相談に乗った事があります。
親も自分の見栄の為に頑張れ!って言っているんじゃないんですけどね(そういう親もいますが)一度掛け違えたボタンはなかなか戻すのが大変です。頑張っているのに、これ以上どう頑張れっていうだってって言った彼女の言葉がずっと心にあって、息子には言わないようにしたいって思いました。
Commented by kimanba at 2014-10-09 08:11
私ね よく思うのが
親が自分の中高時代の事をどれだけ覚えているか?
それが子育てには大きい役割を果たすなという事です。
事象を覚えているだけではなくその頃の気持ち。どんな事に傷ついたかとか。
kanafrさんはいろいろな場面で
(それはご自分のブログだったり他のブログへのコメントだったりで)
人間の心理の細かい部分までの理解が、、ホント怖い位によく解かっていらっしゃって
今回も親の心理や子供の気持ちや___
親の立場としても子供の立場としても代弁者になっていらっしゃる。
「その通りですね」と頷きながら
いつの時代も同じ事を繰り返していく親と子の関係は
↑のコメントにも書きましたがホントに《親と子の永遠のテーマ》なのでしょうね。
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