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気ままな日々

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教える力



その世界の事を詳しくは知らずに物を言うべきではないのでしょうが015.gif015.gif015.gif


最近
『家庭教師』という存在について考えている015.gif..そんな瞬間があります。




現在中間テスト対策特訓中
テスト範囲重点ポイントを教え込みながら..そして生徒の質問を受けながら
___________その質問内容に家庭教師問題が心をよぎります






うちの塾は学校毎にクラス分けをしていると以前から書いていますが


たとえ同じ学校であったとしても 高校数学範囲では
トップ集団真ん中位に位置している集団とでは一緒の授業は困難だったりもしますから
必然的に少人数クラスにならざるを得ません。


最近は
学校面でも能力面でも一緒の勉強が可能にもかかわらず個別指導を希望する家庭も増えていて
私も3コマの個別指導クラスを担当しています。





これまで教師としては 
学校や以前の形態の(1クラスは20人と限定はしていました)とか_大人数クラスばかりで教えて来ました。
学生時代でも家庭教師はやった事なく個別指導分野は未経験でした。



       私個人の気持ちとしても
       物理的にあまりに近い距離関係
       生徒との距離が異様に近い形で最初から最後まで教える事には抵抗もあって
       (勿論 教える事とは生徒の心に寄り添ってではありますが)





それで私は自然と
個別指導であっても
相手が1人でも白板使った授業スタイルで教えてきました。





ただ
個別指導家庭教師との区別がつき難く


一番困る事が
その生徒に今必要なのはAだと思っているのにBが解からないからそれを教えて欲しいと言われる。。002.gif時です。



それは90点取れる人が満点取るために必要な問題...だったりもするからです。
その生徒にとっては害になる問題だってあります。
せっかく解かっていたものが
複雑な概念が必要なその問題のためにシンプルに考えられず根本が揺らいだりするからです。





生徒の疑問を解消してあげる事は大切な事です。

その疑問が解消した事によって(その問題を乗り越えた事によって!)
自信がついて勉強への興味が増す事だってある。。____

                
       勿論そういう事もありますが 
       でもそれはごく一握りの例であり、ましてやこのテスト前にする事ではない!







その生徒の能力とテストには何が出るかを知っている
そうした総合的な把握の上で判断し

キチンと釘を刺します_____「これを今してはいけない」






家庭教師
って、、、、
個人個人の疑問に答えてその生徒に合わせた指導ができてとても合理的なように思えますよね。



私が冒頭に書いた
その世界の事を詳しくは知らずに物を言うべきではないのでしょうが_は家庭教師についてです。


最近は家庭教師でも派遣制度になっているからマニュアルもきちんと存在しているのだろうから
その詳しい内容も知らずにあれこれ言うべきではないだろうな_という気持ちで書いたのですが



家庭教師に来て貰ったら多分

「この子の解からないトコロを教えてあげてください」

ほとんどのお母さんはこう仰るのではないかしら。。と思います。




でも、、、果たして
主導権を生徒が持って良いのだろうか?
或いは
主導権母親が持って良いのだろうか?______思ってしまいます。






知って置いて欲しい事は

教える側としては
『解からない問題』を教える方が楽だという事です。


___
難問の場合は
教えているのではなく教師がそれを解いているだけの場合が多いからです。


そして 生徒が「う~~ん」と考えている時間が長く
それは考えようによってはとっても楽なゆる~い時間なのです。



生徒はやったつもりになっているけど
実は生徒にとっても楽な時間だったりする....こんな落とし穴があったりします。



生徒も教師も充実感はしっかりあった!にも関わらず実質に乏しい_そんな授業の一例です。




1つ1つの段階を経て

解ける力をつけさせる事_これが教える側に一番必要な概念だと思っています。












by kimanba | 2015-05-20 09:07 | Comments(12)
Commented at 2015-05-20 14:33
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2015-05-20 14:35
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kimanba at 2015-05-21 06:40
05-20 14:33の秘密さん
ちょうどの学齢期を持つお母さんに共感していただいて嬉しいです♪
そして更には
秘密さんは学生時代に家庭教師をなさっていたのですねニコニコ
経験なさった事_冷静に分析されていて私も参考になりました。
ただ 秘密さんは誠意ある方だと文章からもしっかり伝わりますから
一所懸命教えられたとしっかり!私思います。
その時の生徒さんは《良い先生に当たって》幸いだったなとしっかり思います!
私の現在の塾生達は
中学受験を体験しているもので家庭教師に来て貰っていた経験者も結構多いのですよ。
塾との2本立てだったようですが
「家庭教師が来る日は息抜きだった」と言う生徒もいます。
....先生は隣で雑誌を読んでいたからチンタラやっていた~、、なんてね。
高額な料金を支払っている親は浮かばれないですよね。
Commented by kimanba at 2015-05-21 06:40
つづいて、、、
勿論秘密さんも仰っているようにいろいろな家庭教師の先生いらっしゃると思います。
一概には何事も言えないのですが
スーパーカリスマ家庭教師の存在も知っていますが
自分が引っ張って行かずに生徒の勉強する傍で
生徒が『解らないと言う箇所』をちょんちょんと教える先生が意外に多いようです。
責任感を持ってやっている家庭教師がどれだけいるかな?と思ってしまいます。
だから
責任感さえあれば多少稚拙な教え方の家庭教師の方でも
その気持ちがしっかり生徒に伝わって
それはそれで思い掛けない成果を上げたりするものだとも思っています。
家庭教師には_1対1の『楽さ』は確かにありますから
相当の志を持った先生でなければ克己心のある人でなければ、、と思います。

秘密さんのような子供さんへの接し方は_理想的だと思いますよ!♪
Commented at 2015-05-21 09:42
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2015-05-21 09:50
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2015-05-21 09:54
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kimanba at 2015-05-21 11:32

05-21 09:42の秘密さん
再び来てくださってありがとうございます♪
私は秘密さんについて感じたままを正直に書いただけです。
こういう考え方で教育の事を見ている・・
そういうお母さんの存在は子供さんにとっても良い事だと思っています。
我が子に関しても決して近視眼的にはならず、
(愛情と近視眼的とは違う事をしっかりご存知ですニコニコ)
そしてその事
そうした子供への視線が子供にとってもお母さん自身にとっても幸せな事なのだと
秘密さんの文章を通してしっかり私思っています。

経験なさったアルバイトの生徒さんにも
秘密さんのそうした真摯な姿勢は絶対伝わったと思えますから
上記のようなコメントが自然に出てきたのです!♪
Commented by kimanba at 2015-05-21 11:32
そうなのですよ。塾との2本立てって凄いですよね。
これは見方を変えれば中学受験が過熱化して行っているその弊害なのです。
小学生なのに内容がドンドン難しくなって行くから
塾の教材を理解する事自体が困難で
それで家庭教師が塾の補佐をする_そういう図式になっているのですよ。

そうそう私の学生時代も周囲は家庭教師する友達多かったのですが
みんな、、「楽よ~。美味しいご飯も出るし」と言っていました~笑
秘密さんはお友達のお蔭で
《良い塾!》に出逢えてよかったですね~ニコニコ
以心伝心です。そうした秘密さんや子供さんの気持ちは
しっかり塾の先生にも伝わって相乗効果で_良い成果が上がると思えます!ニコニコ
Commented by kimanba at 2015-05-21 11:33
イヤ やはり綺麗ごとなしで勉強は大切です。
とっても良い子が勉強について行けないだけで
キラキラした瞳が曇りがちになって行く_そういう生徒達も知っています。
学校生活が生活の大きな時間を占めている以上
そこでのさまざまな事柄が生徒の心に影響しないわけがない。
生徒を見ながらの辛い経験をしてきました。

秘密さんの子供さんは上から物を言うお母さんではなくて
一緒に並んでいろいろな事柄を一緒に考えてくれるお母さんで
ホントに幸せだな~と、、しみじみつくづく思っていますよ、私。。ホッコリ♪
Commented by kanafr at 2015-06-17 05:55
相変わらずの遅ればせコメントでごめんなさい。
>「この子の解からないトコロを教えてあげてください」
ああ、これは言わなかったというより言えなかったのが私の場合でした。
フランスの場合、日本のような塾はないんですよ。大体家庭教師か、夏休みだと通信添削みたいなので補習する事が多いです。
我が家では、家庭教師をつけたのは息子が中学生の時でしたけれど、国語にあたるフランス語にしてもテストの内容やり方からして違いすぎるし、数学に関しても違いすぎる訳で親としては何が分かっていないのかさえも掴めないので、とにかく「よろしくお願いします」しかなく毎回の授業の後「今日はここが分かっていなかったので、ここを徹底的にやりました。本人にも宿題を言い渡してあります」ときっちりやって下さる先生でした。その先生のお蔭でテストの点が上がりましたので、報告したら「当たり前です。僕が教えているんですから..」でした。完全に主導権は先生にありでした。
そんな事もあったなあと思いだしながら読ませていただきました。
Commented by kimanba at 2015-06-17 08:39
イエイエいつも申し訳ない位たくさんコメントしていただいて
お忙しいkanafrさんなのに。。と思いながらも
お喋りしているようなこの時間を楽しんでいます。ありがとうございます♪
今日もまずびっくりしたのは_フランスには塾がないという点でした。
それでは
経済的に家庭教師とかが雇えない家では「勉強が解らない」にどう対応するのだろうかでした。
普通の家庭ではどうしているのだろうか?と、、知らなかった事でした。
日本とフランスでは学習内容が違い過ぎるという理由ではあったにしても
kanafrさんの家庭教師の先生との関わり方は良かったですね。
(でもkanafrさんならば日本でも多分先生が気持ち良く教え易い環境を作られただろうな)
先生も教えやすかったと思うし頑張ろうと思える家だったと思えます。
自信たっぷりの先生だったという点もラッキーでしたね。こういう先生は力はある!ふふふ
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