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気ままな日々

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複数の見解の大切さ



京都移住の夫の友....総勢6組の夫婦と2人の単独参加で14名が集まる事になったそうです。


その参加者の中に思い出深い人がいて







姪っ子の大変だった状況を夫の同級生のお蔭で救って貰った過去

思い出深い人
とは、
その時お世話になった夫の同級生の奥さんです。

__とっても不思議な方、私にとってはとっても魅力的な方だったのです。







だから、
今日はその時の奥さんの話が主題のつもりで
その前置きとしてその事情説明に書き出した事柄なのですが....


書きながら「とんでもない出来事だったなぁ」015.gif015.gifと感無量





それで
書き始めた時の意図とは違う方向に行ってしまいますが、今日はこの事を先に書いてみようと思います。






―20年位前の事です―


目が霞むという姪の症状からの精密検査の結果

目の裏側に白いモヤが発見され
「これは脳腫瘍。手術以外に方法がない!」と言われました。


(その道の権威と言われる大学教授)大学病院の偉い先生の診断でした。



でも、その手術というのが・・・

ちょうど目の裏近くの脳に腫瘍があるものだから
片目を取り出してその裏に存在する腫瘍を切除するという手術で、、



まだ小学校2年生だった姪にあまりに残酷な告知。



患者の立場からは命に関わりますと言われたら従う以外ありません。

(こんな年齢でそんな手術は可哀想という感情論しかなく
 医学的にどういうものなのか?は皆目解からず、
 何にでも首を突っ込む私でもさすがにあの時だけは素人なのだから全然判らず
 つまり弱い立場では
 命が大事か?目が大事か?__そんな追い詰められた問いだけを迫られ)




妹は泣いて。。泣いて、泣いて、毎日私に電話して来て




それで、夫が友人に相談。



友人の友人という繋がりで、ある大学病院の当時はまだ助教授だった先生を紹介して貰いました。

多分、医学界のいろいろなしがらみとかあったとは思うのですが
カルテその他の資料や姪っ子本人を診断してくださったのです。





そして

「性急な手術は避けて少し様子を観る_このケースはその方が。。」


こういう主旨、ご自分の見解をその大学病院の教授に勇敢にも一筆書いてくださり






あんなに

「ぐずぐずしている時間はありません。」


迫られ(脅され)ていた手術だったのに中止。





脳腫瘍の疑いが濃いという事での一連の騒動だったのですが
結局は
手術は回避して
その後姪っ子には何の症状もなくて、脳腫瘍だと言われていたレントゲンのモヤも消えて
現在は幸せな結婚もして、、子供も出来て、、の


___________めでたしめでたしの話なのですが






その最初の大学病院の先生の診断通り手術を受けていたら
姪っ子は小学2年生で義眼になっていたのですよ。。





一歩間違ったら、これは、人生が大きく変わる程の大きな怖しい出来事でした。

この話は、
セカンドオピニオンの大切さをまざまざと知らしめた話です。




これから、
あちこち身体に不調が訪れる事を覚悟して置かなければなりませんが
悔いが残らないように!絶対、複数の意見を聞くべきだと思っています。
ここに来てくださる方にも_
こんな話もあるのね_の参考にしていただけたらと書いてみました。











by kimanba | 2016-02-03 11:33 | Comments(6)
Commented by uransuzu at 2016-02-03 13:25
残念なことに、自分の意見が絶対だと高圧的な接し方をされる医師もおりますねぇ。昨今では、当たり前になってきたセカンド・オピニオンも、昔は医師の機嫌を損ねはしないかと、患者はびくびくでした。姪御さん、本当によかったですね~。
まさに今、実家の父の病気のことで、医師と相談中です。神ではなく、医療の専門家、としての意見をいろいろな医師から伺いたい、と思っています。大切な人の身体ですものね。

Commented by chaco-o at 2016-02-03 21:57
セカンドオピニオン、これは本当に大事な事ですよね。
こんなこと言うのは失礼ですが、最初の診断を下された先生の手術を受けていたらと思うと、ゾッとします(´Д` )
別の先生に診て頂き、様子見で、今ご健康でお幸せでよかった!
小さな子供さんの重篤な病気は…家族は本当に辛いと思うんです…
私、若い頃に眼科で働いていた事があるんですが、中学生の可愛らしい女の子が、(最近よく物にぶつかるんです)と受診されて、私が視野検査したら…視野が異常に狭く、脳腫瘍の疑いで大学病院に紹介しました。何ヶ月後か経って、お母様がいらしてなくなった事を報告されたんです。私は21歳だったんだけど、そのお母様のお気持ちを思うと涙でした(T ^ T)
そんな事があったから、姪っ子さんの今が本当によかった!と思います。

医師も人間だから、完璧じゃぁない。
だけど、誤りは許されない。
私は私で、ムスメを妊娠中に具合が悪くなり受診したら、担当医師がいなく産科医長が診てくださったんだけど、(はい、もう胎児は死んでるから今から手術で出すよ)と言われたのだけど、すぐに担当医師が来て診察したら、なんともなくて。
あのとき、担当医師が来てくれなかったら…ムスメいません(´Д` )
恐ろしいです。
医師も病院も、セカンドオピニオンは絶対ですね!
Commented by kimanba at 2016-02-04 08:15
★uransuzuさん
ブログに書かれた横柄なお医者さんとのやりとり覚えています。
あまりひどい様ならいつでも爪を出しますよ(私の勝手な読み取りですが)
uransuzuさん、そんな気持ちを後ろに置いて穏やかに接していらっしゃたかな?ニコニコ
こんな時に力になってくれるあのご友人のお医者さんの存在は心丈夫ですね。
ただ 自分の事ではなくお父さまの場合などは
こちらの出方が父親への接し方に影響したらいけない_とかそういう風にも考えたりして
やはり患者の立場はいつの時代も根本的には変わってはいませんよね。
Commented by kimanba at 2016-02-04 08:32
★chacoさん
このコメントにびっくりびっくりしてしまいました!
姪っ子の話どころではなく!
あのお嬢さんの誕生秘話でこんな事があったなんてとホントに驚いてしまいました。
その産科医長さんはその後、どういう対応をchacoさんになさったのでしょうか?
担当医(多分、後輩医ですよね)にどう言い訳をしたのだろうか?
怖ろしい事です。とんでもない事です。
まだ医者を続けているのでしょうが、私なら
「あの時の子です」とあの素敵なお嬢さん連れて会いに行く~。

脳腫瘍ではchacoさん_そういう経験をされているのですね。
こんなに専門の方が身近にいらっしゃった事に驚きました。
姪の目の裏に発生していたあのモヤは一体何だったのでしょうね。人体の不思議です。
姪も脳腫瘍ではなかったから今があるのですが、思い出すだに怖ろしい流れでした。
Commented by kanafr at 2016-02-04 11:18
わぁ 姪ごさん、本当によかったですね。
目は繊細な部分ですが、その時手術しても、脳にも異常がな買ったら、一体その先生、どう言い訳するつもりだったんでしょうね。
もしかしたら義眼になっていたかもしれないなんて、あまりにもひどい話で、姪ごさんの言われた時の気持ちを思うと、本当に大変だったと思います。
ドクターの最初の所見で決まる所ありますものね。だから怖い。
私もエコー検査だけだったら、膀胱にポリープでしたもの。MRIを受ける事ができたのも、頭痛が激しいのでと息子がドクターに押したからで、それで数日後に決まっていた手術が延期になり婦人科手術になりました。
セカンドオピニオンは大事ですよね。婦人科のドクターは何が何でも抗がん剤で、胸にその抗がん剤治療のチューブを埋め込む手術迄決まっていましたが、それを放射線科のドクターがセカンドオピニオンを言ってくれたおかげで避ける事ができました。

患者は、専門家じゃないから医者に委ねるしかないのに、医者自身が変なプライドで他のドクターに意見を聞く事を拒むのは、困りますよね。
フランスも結構多くて、知り合いの仏人のお母様、TVにもよく出ている名医といわれる方に診察手術されて今は完全に歩けなくなっていますもの。後で分かったのは、そのドクター凄く感情にむらがある人で、丁寧に診察する時といい加減な時があって、周りは誰もいえずにいるそうです。
本当にセカンドオピニオンは必要ですが、時にはサードオピニオンも必要かもですね。
Commented by kimanba at 2016-02-05 09:26
kanafrさんも入院、手術等なさったから特にこういう問題での『問題点』をよくご存知です。
仰る通りの問題を孕んでいますよね。フランスでも日本でも一緒の面があって少し驚きました。
日本人はウエットだけど、フランス人をはじめとして西欧の方々ってもっと、、
何と言うか「これはこれ、あれはあれ」のけじめがキチンとしていて
感情に流されずに非常に公平に判断してくれ、セカンドオピニオンも受け易いと思っていました。
実は__この姪っ子
姪の父親である妹の夫。その姉達の連れ合いはみんな医者なのですよ。甥っ子3人も医者。
こんな時こそ!力になって貰えばいいのに
「迷惑かけたくないと夫が言う」、、妹の言葉だったのですよ!
同じように大学に籍を置いているとそういう風に思って遠慮したみたいです。
それ位、大学教授に恥をかかせるのは避ける日本の白い巨塔..それが実態です。
それにしても
kanafrさんも胸をなでおろす、、こんな経験をされているのですね。
お医者さんには敬意は払うべきですがおとなしい患者でいるだけではダメですね。
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