私が最初に気持ちをコントロールする!その訓練をしたのは・・・・
毎年毎年の
生徒の
受験結果を受け止める事の苦しさから逃れるためでした。
現在の塾は・・・
中高一貫校対象ですから
大学受験しかありませんが
以前の塾は・・・
公立校を対象とした塾でしたから
高校受験は不可欠でした。
当時の私は・・・・
あらゆるデーターを総合的に判断しての
合否判定
その生徒の性格も考え合わせての
微妙な合否判定に長けていたので
きまんば先生の勘ピューターと呼ばれて
高校受験生全員の毎年の受験校選びが私の仕事になっていました。
現在のような少人数の塾ではなかった、、というだけではなく
特に昔は子供の数が多くて!高校受験が熾烈な時代でもありましたから
どうしても毎年何人かは
泣く生徒 が出てしまっていました。
人間の生死とは比べられないと思われるでしょうが、、、
15の春を泣かせるという事は・・・
その時の生徒にとっては
人生で初めて出遭う苦しく辛い人生の一大事
人間の生死 にも等しい出来事だったのです。
その子にとってはこの世の終わりのような出来事で
その生徒も泣く、、その生徒のお母さんも私にすがって泣く、、、、苦しかったです。
合否が出た後は言うに及ばずその前も、、、
眠れない日々が続きました。。
それは
義務感・責任感 それだけではなかったです。
ほとんどの生徒と身内に等しい深い繋がりもあったから 職業を離れた私自身の苦しさでもありました。
お子さんがいらっしゃる方は・・自分の子供の
受験の年を思い出してみてください。
そんな年が毎年だったとしたらと思ってみてください。
それが私が置かれていた立場だったと思ってください。
我が子ならば、、まだ腹もくくれますが 、、、、、、、とにかく苦しかったです!
『私、、こんな事繰り返していたら、、、病気になる!』 ――本気で思いました。
何年か、、そんな年を送った後で
ある方法でその苦しさから抜け出る事ができました。
それが結果的に
気持ちをコントロールする になったのだと思います。
でもその
気持ちをコントロールする ・・私の方法とは
実はとても単純な!言うのも恥ずかしい
逃げる という卑怯なやり方なのですよ。
ただし
逃げる と単純には言っても
そこには・・大変困難な要素が含まれています。
つまり、、、物理的にならば ある状態から逃げ出す事は可能でも
精神的には
その事を考えてしまう! という事から逃げる事は不可能に近いからです。
『考える』 とは・・心に浮かんで来るものだから もうどうしようもないもので、、、
ましてや
一番気に病んでいる事なのですから
振り払っても振り払っても
頭の中にどっかりと腰を下ろしてしまう、、、とても厄介なものとの戦いだったのです!
・・・・
本に没頭は、、これは
ダメです。
すぐ考えてしまう! そこに行ってしまう!
夜
眠りに就く前の布団の中なんて最悪です!
そんな時間を作ってはダメ!
行き倒れのように何かをしながらパタリ!と眠りに就くのが正しい方法です!
結論は・・
考える行為を何かに置き換える! ができればOK
そこで何も考えずに没頭できるものとして 私が選んだのが
ゲーム でした。
告白するに・・・
私は恥ずかしながら
花札が大好きなのですよ。
中学の時に従妹の家に遊びに行って
ちょうど遊びに来ていた従兄の友人達から教えてもらった花札が面白くて、、、
思わずその日は従妹の家に泊まったくらい! はまると私はのめり込む。。
猪鹿蝶~ 月見で一杯 花見で一杯
その花札が
TVゲーム にあったのです!
ただし!
いきなり逃げてはダメです!!!
合格発表の日は・・・
その結果とその事実としっかり向き合って苦しみます。
苦しむ日を1日は作って置かなければいけません。
そして大声で泣きます!これも必要です!
そして、、、その次の日から
ひたすら逃げます
くる日もくる日も・・・
花札ゲームに没頭没頭没頭!!
夫や子供達も心得たもので、、、その期間は
母さんのゲームの日々 として良い子で
見捨てていてくれました。
でもとにかく こうやって
考えずに逃げる!を何日か続けると、、、
自然に
元の生活のサイクルに戻れるようになっていきました。
そして それを何年も何年も繰り返しているうちに、、不思議な事に・・・・・
花札ゲームに頼らなくても
考える!考えない!のスイッチ が自分の中で切り替えられるようになりました。
形から入った事ですが 考えない状態を身体が精神が覚えたのだと思います。
いろいろな物事とガップリ四つに組んだら、、自分の心が保てない
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『風と共に去りぬ』・・で
スカーレット・オハラの最後のセリフが
面倒な案件に対して、、どうしょう、、何とかしなければ!の時に
でもとりあえず
「明日 考えよう」 です。。
・・・・・・・・・私はこの精神が結構好きです! もうもう面倒な事は、、
今は考えたくない!
そして子供の頃・・・
私の母は料理や洋服を作りながらいつも鼻歌を歌っていました~♪
よく聴いていました~
ケ・セラ・セラ、、、これは特に好きな精神です!
ケ・セラ・セラ~なるようになるわ。。後の事など、、わから~ない